家庭教師派遣業協同組合会合にて

家庭教師組合ロゴマーク

先日の平成29年9月15日の金曜日に静岡県の熱海市で家庭教師派遣業協同組合の会合が開かれました。

家庭教師派遣業協同組合は関東経済産業局の認可を受けた団体ですので、家庭教師の派遣に関連する法律(特定商取引法)を遵守する家庭教師協会の集まりです。

設立当初は、ご家庭や子供たちに対して著しく不当な契約内容で家庭教師に高額教材をセットで販売する業者や、著しく高額な解約損料を請求する家庭教師の協会との差別化と、家庭教師業界の健全な発展を大きな目的として平成18年3月に設立されましたので、家庭教師派遣業協同組合の活動も10年の節目を超えて11年目に入ったと言う事になります。

設立から10年が経過して、未だに家庭教師に高額教材をセットで販売する業者は完全に無くなった訳ではありませんが、家庭教師に関連する法律の特定商取引法は家庭教師業界に浸透し、全国的にはもちろんの事、新潟県でも家庭教師と高額教材のセット販売を行う業者の数は10年前と比べて確実に減って来ています。

また、契解約時の損料としての金額も特定商取引法では「5万円もしくは1ヶ月の受講料のうちいずれか低い方の額」と明確に定められたことで、不当に高額な解約損料を請求する業者はほとんど見られなくなり、ご家庭が高額な解約金で不快な思いをするような事は影を潜め、ほぼ無くなったように思えます。

こうした家庭教師業界の健全な方向への進展は、家庭教師の協会同士の、役務内容やサービス内容の競争に繋がりますし、不当な金額を請求されて家庭教師の業界へ不信感を持たれるご家庭が出るような事が無くなると言った事から、家庭教師業界全体へ様々な好循環を生みながら進んで来た10年間のように思います。

空指す指

お話をしたように家庭教師業界の変化と共に、経済産業省とも時折意見交換を交えながら家庭教師派遣業協同組合は運営されて参りました。

会合では、そうした家庭教師業界の現在の状況と今後の家庭教師業界の方向性はどうあるべきかなどが話し合われました。

特にインターネットが普及し、広告の方法も変化を続けて来たことで、家庭教師の協会がご家庭に認知して頂ける方法が大きく変化し、家庭教師の比較サイトや資料請求サイトなどを活用し大きく広告費を掛けることの出来る大手には有利な状況への懸念や、小規模ではあっても地域に蜜着して良心的な運営をしている家庭教師の協会の経営環境が厳しくなって来ているなどの状況が話し合われ、家庭教師の業界以外の企業の運営する営利目的の強い家庭教師の比較サイトや資料請求サイトの問題が話し合われました。

そうした家庭教師の業界を取り巻く環境の話し合いの中から、今後は、家庭教師の協会が集まって協力して運営するような家庭教師の比較サイトや資料請求サイトが作られる事は、家庭教師業界全体へ良い影響があるとの意見が数多く出され、家庭教師派遣業協同組合の運営する家庭教師の比較サイトや資料請求サイトを立ち上げることをも検討課題として取り上げられることとなりました。

家庭教師のアズ新潟の代表の私渡辺は現在、家庭教師派遣業協同組合の理事長を努めていることもあり、今後、そうした組合関連の業務が増える事が想像される会合でした。

お話をして参りましたように、家庭教師業界を取り巻く様々な環境は刻一刻変化しています。

新潟は勿論のこと、全国の小学生、中学生、高校生のための家庭教師業界が育って行けるように、これからも活動を続けて行きたいと思っています。

新潟でお住まいの方で、新潟市や新潟県で家庭教師をお探しの方がいらっしゃいましたら、家庭教師派遣業協同組合に加盟し関係法令の遵守をお約束します家庭教師のアズ新潟まで、お気軽にご相談下さればと思います。

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