年も明けて冬休みが終わり学校が始まりました。
今日、新潟市はやっと新潟の冬らしい雪景色になりましたね。子供達の通学は大変だと思いますが、雪国だからこそ経験できる雪の世界。
粘り強く生き抜ける人間へ成長するためにも、簡単に物事を諦めない大人へ成長するためにも、この雪の中での生活は貴重な経験になるのだろうと思います。
新潟市や新潟県の子供達、雪や寒さに負けないで元気よく今を過ごして下さいね。
さて、そうして子供達は寒い時期、雪の中を寒さを我慢しながら学校への通学をする時期になりましが、学校が始まると小学校高学年や中学生のお子さんをお持ちのご家庭には、頻繁に家庭教師の電話案内が入り出します。
また、子供達の集まりやすい場所や、スーパーなどにも最近は家庭教師の案内のチラシやパンフのようなものが置かれています。
家庭教師の仕事をして27年になりますが、そうした家庭教師のセールスをして子供達を入会してもらう事に必死になっている家庭教師の会社を見ていると、その努力を子供達のために出来る事に向けられないのかなぁ。とした感情が湧くことがあります。
特に、その思いが強いのは「家庭教師に関心はありませんか?」と家庭教師を電話でセールスや案内をしながら、実態としては高額教材の販売を主たる目的に営業している会社です。
家庭教師を電話で案内するような会社は、ほとんどが教材販売を目的にしているのですが、電話の段階では、家庭教師の話に終始して、教材の存在を告げないことが多いようです。
この手法は、家庭教師に関連する法律『特定商取引法』に反する手法で、主たる営業目的を告げないと言う法令違反がある分けなのですが、法令には従うつもりは一切ないのか家庭教師の話や勉強の話を手を止めて聞いてくれるご家庭に関心があると一生懸命に話をして、営業マンの訪問を勧める事になります。
実際に営業マンが来て勉強の話を進め、いざ契約と言う段階になると『こうしたいい教材があって、家庭教師を続けるならこちらを買って勉強した方が効率も良く、長い年月ではお金も割安になる。』と高額な教材のセールスが行われています。
『テストで出題される内容が分かる。』や『要点だけ勉強出来る。』もので、家庭教師だけで勉強するより効果が出るような話もするようです。
そんなにいい教材で必ず成績が上がるような教材があるのなら、なんで電話の段階でその教材を堂々と紹介しないのだろう?ってみなさんは気付かれましたでしようか?
その疑問を持たれた方は何事も恐らく冷静に判断される方で心配がない方なのですが、家庭教師の会社の話だとして、真面目に話を聞かれて子供さんの将来を心配されるご両親の中には、それほど効果があるのなら。と契約をしてしまうご家庭があるのも事実なのです。
そして契約してから届いた教材を子供が使いこなしているケースは非常に少ないようです。
何故なら、子供達には学校のワークなどや宿題など、学校のテキストをやるので背一杯である事が多いですし、テストに出る内容だ。と言う話も実際には1部分だけしかなかった。と言うような事が分かって来る事になるからです。
担当した家庭教師の方も、子供の事を思う教師であればあるほど、学校の教科書やワークなどの学校の教材を使って教えるようになりますから、高額な数十万円もする教材は無駄な買い物になっているケースがとても多くなりますし、家庭教師に販売した教材を使うことを強制して家庭教師と指導委託の契約をしている場合には、家庭教師は学校の勉強内容を教えられずに結局効果が出ないことも多いようです。
家庭教師の勉強を仮にやめると言う事態になった場合には、割安になるどころか数十万もする使わない教材だけが手元に残った。などと言う残念なケースが実際には多く存在しています。
インターネットが広がり様々な情報が普通の人たちに得られる今、ご父兄のみなさまが家庭教師をお考えになられるような時や高額教材の案内があった際には、ヤフーやグーグルのキーワード検索で『家庭教師と教材販売』『家庭教師の問題』などで情報を得られてから、幾つかの家庭教師の協会のホームページを調べて、ご家庭のニーズに合う家庭教師を探して欲しいと思います。
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