勉強方法を育てられない理由

勉強する中学生

勉強は小学校から中学校、そして高校、子供にによっては大学や専門学校へと繋がって行きます。勿論、大人になっても生きて行く事は初めて経験する事ばかりですから、常に「学ぶ」事の連続です。

大人になってからは、「学ぶ方法」は自分の力に頼る所が多くなって来ますから、あれこれ失敗を重ねながら苦しみながらも世の中を自力で学んで行く事になります。

子供たちはと言うと、小学生から高校生まで「学習方法」に溢れています。英会話、塾、家庭教師、通信添削、学習教材、高校生は予備校までと、選択出来る「学習方法」は幾つもあります。

それだけ「学習方法」は溢れている訳ですが、自分なりの「勉強方法」を確立出来ていない子供たちがたくさんいます。一体、なぜ、「勉強方法」を子供たちは持てなくなっているのでしようか。

この記事をお読み下さっている皆さんはその理由を見つけられますでしょうか?

家庭教師を新潟で26年して来ましたが、この「勉強方法」を育てられない子供たちが何故たくさん生まれるのか?と言う問題は、家庭教師の仕事を始めてからしばらくの間、常々考えて来た疑問でした。

家庭教師の仕事で新潟で出会った子供たちは、「学習方法」としてほとんどの子供たちが、塾や通信添削、教材など何かしら「学習方法」を持っていましたが、親御さんから「勉強のやり方」を教えて欲しい。と言う要望が多く出て来るのです。つまり、いずれの方法も子供が「勉強方法」を持つために役立っていない。ことになります。

疑問に思う人

では、何故? こうした子供の学習状況から見つけた私が知り得た問題点をまず箇条書きにしてご紹介します。

「学校教育での問題と限界」

「塾の学習内容や学習スタイル

「商業目的の学習教材」

「親御さんの勉強への理解の問題」

この問題点のそれぞれが重なり合った結果として、子供たちは「勉強とはこうするもの」と捉えて勉強し、結果として「勉強方法」や「勉強のやり方」を育てる事が出来なくなってしまっている事になります。

それぞれ上げた「学習方法」の問題点に関しては(「塾」と「教材」のお話は重複する記事です。)それぞれの記事をお読み下さってそれぞれの問題点を考えて下さるものとして、この記事では、そうした問題点を総合して、私が考える「子供たちの学習環境の問題」についての結論をお話しします。

「様々な学習方法」=「教育ビジネス』

これが私が、家庭教師を新潟で始めた頃に思った、「学習方法」は溢れるほどあるのに、なぜ、「勉強方法」を子供たちは持てなくなっているのか?と言う疑問の答えです。

本来は、子供たちの勉強のためにあるはずの「学習方法」なのですが、その様々な「学習方法」もいつしか資本主義の宿命には逆らえずに、企業の利益のための「学習方法」となってしまっている事が理由です。

学習方法 = 子供の勉強や学力のため < 企業利益のため

と言う図式が、家庭教師の仕事から考え抜いた結果として、私の頭で明確に理解されています。

子供たちに「勉強方法」を育ててもらい、子供たちが「自分でも学べる力」を得てこそ、大人になってからも、その学習経験は大きな『財産』になります。企業利益のために子供を集め、子供たちが自立するための勉強を得るためには真逆の手法の「学習方法」(高校生の予備校を除く)が溢れています。子供を育てて行く義務のある私たち大人は、もっと真剣に『勉強』に関して考えて、「学習方法」として企業を選択する力を得る必要があります。

最後に、首都圏の非常に偏差値の高い有名私立中学高校以外の、私たち新潟に住む普通の小学生や中学生高校生が「勉強方法」を持ち、子供たちが「混乱した勉強」を続けないための、大切な考え方えを紹介します。

「学習方法」「勉強方法」=「学校の勉強を中核にして選ぶ。」

この考え方を基本にして下さい。学校で使う「教科書」を一切使わなかったり、「教科書」を否定して「教材を販売する。」などの「学習方法」の企業は、学習方法 = 子供の勉強や学力のため < 企業利益のため の図式が当てはまるケースが多く見受けられます。

「学習方法」を選ぶ際には、よく考えてみて下さい。

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