新しい環境からくる心の変化

学校での集会風景

「英語と社会なら自信があります。」これは現在中学三年の生徒が先日久しぶりに話した際に発した言葉です。

この生徒との出会いは昨年7月、期末テストの結果が過去最低を記録した直後でした。当初の結果はいずれも20~30点台ばかりで塾へも一年程通っていたものの、部活のバスケットと趣味の洋楽や遊びに夢中で家では殆ど勉強していない状態でした。家庭教師のアズ新潟で行っている初回の学習相談時に話した際には「俺は勉強が嫌いで面倒くさいし、暗記なんか特に苦手で繰り返し書き取りやってもなかなか頭に入らないんです。」と言って勉強に対するモチベーションもとても低い印象を受けました。

そこで今日の体験指導で勉強に対する印象をがらりと変えてやる気を出してもらいたいと思い、先ずは期末テストの直しから始めました。数学は計算しているものの、途中式が省いてあったり符号のミスが多かったので、計算の手順を紙面化して同時に二つの処理をしないように教えてから解きなおしさせるときちんと正解することが出来ました。英語に関しては単語や文法がうろ覚えなだけでなく、洋楽が好きなわりに音読がきちんと出来ていなかったので、英文を読む際の区切りを教科書に書きながら抑揚に気を付けながら読むことをし、単語の覚え方と英文を作る際のコツを教えた上で、お気に入りの洋楽の曲を使って音読の区切りと英文の意味をつかんでもらいました。すると、興味のある洋楽から今やっている勉強がつながっていることを体感したことでとてもいい反応をしてくれました。最後に全然頭に入らないと言っていた社会の歴史について、資料集を使いながら人物や場所建物を視覚的にとらえさせながら流れをつかませていきました。

指導を終えた直後、親御さんに感想を聞かれるととても力強く「とてもわかりやすくて時間が経つのが早かったし、なんか俺でもやれそうな気がする。」と言ってくれました。それから初回の家庭教師の勉強をスタートするまでに出した課題と机の周りに勉強以外のものを置かないように整理するよう約束しました。担当教師との実際の指導がスタートし、一か月半後の復讐テストでは早くも約40点上げることに成功することが出来、ますます自信をつけてくれました。その後は成績が上がってきたことで勘違いをして勉強量が減って成績が下がることもありましたが、それ以降は右肩上がりで成績を上げ続け、一学期の中間テストでは好成績だったのにもかかわらず、「もっと得点出来たはずだった。」ととても悔しがっており、期末テストでは部活の大会がある中も毎日の復讐を徹底してくれたかいもあり、二教科共に80点超えするまでに成長してくれました。その際に「英語と社会なら自信があります。一年でこれだけ変われたから他の教科ももっと得点を伸ばせる気がする。夏休みは本気で頑張ります。」こう力強く言ってくれた言葉を聞いて、とても頼もしく感じると同時に、昨年出会った当初のことを思い出してこの仕事を続けてきてよかった、ととても感慨深いいものがありました。現在、志望校を目指して受験勉強に励んでいるので、来春の吉報を期待して引き続き担当教師と力を合わせて二人三脚でサポートしていきたいと思います。

現在、勉強に関して何かしらのお悩みや不安を抱えている新潟市や新潟県内の生徒や親御さんたちを一人でも多く救い出して勇気づけるための手助けをしたい、この強い思いを胸にこれからも家庭教師のアズ新潟では地域に根差し、学校教材の習得の学校の勉強に自信を持ってもらうための指導を通して生徒さんのやる気と実力を引き出していきたいと思います。