「国語」の力(国語は学力の要)

国語教科書

「国語」と言う教科は得意な子供は得意不得意が分かりやすい教科です。得意な子供はさほど苦しまず国語のトレーニングをこなして試験の結果も出しますが、苦手な子供はトレーニングそのものが苦手意識から面白みを感じずに試験の結果も出ません。特に国語の得手不得手は、小学校の高学年くらいから本人もそれを感じて来ますし、親御さんも徐々に子供たちを見ていて分かって来るようです。

どの教科も万遍なく出来る優秀な子供は別として、国語が得意な子供は、文章を読み取る力と想像力があり、自分の意見を考えて作る力が備わっている傾向があるように思います。

逆に国語が苦手な子供は、真面目な子供が多い印象です。(国語が得意な子供が不真面目だと言う話ではありません。)真面目な性格から勉強を「覚える」事と真剣に取り組む事が出来ます。そのため性格面からもこの覚える力を使った勉強には強く優れている傾向がありますので、数学や英語で試験の結果は比較的良い傾向があります。

「国語」が苦手な子供たちの意識には、少なからず「自分と違う人の考えは分からない。」と言う意識が潜在的にあって、その「考え」を覚えて対応する事が出来ないので、覚える力を使った勉強が対応出来ない事で学習して国語の学力を伸ばせる面白さが感じられないように思います。

「国語の力」とタイトルに書きましたので、国語の学力を育てる上で、まず、国語の力を身につける事でどんな「力」を得る事が出来るようになれるのかをお話ししたいと思います。

国語の対策に「本を読め。」と国語に関してアドバイスされた経験もあるのではないかと思いますが、「本を読む。」はどんな力を得る事になるのかまでのアドバイスされた経験は少ないのではないでしようか?

この本を読むと言う作業から得ることの出来る1番の力は「想像する力」です。物語文は勿論、論説文にせよ、書かれた文章から話の趣旨を掴み取って、考え方をあれこれ想定や想像して理解して行く力です。本文に自分の意識を入り込ませ物語に入り込んだり、筆者の意見に深く同調する感覚を自分にも感じるために「想像力」が最大限必要な教科です。

他にも「国語」の力には、語彙力、表現力などの力がありますが、最も意識して獲得してもらいたい国語の力は、お話をしたこの「想像力」が1つめです。

そしてもう1つが、特に論説文などを読む経験から刺激して獲得してもらいたい「自己の考えと意見を作る力」です。

学習書籍が並ぶ本棚

この2つの「力」を総合して獲得して行く力が国語の「学力」となります。つまり文法や漢字や熟語以外は「覚える力」が役に立たないために、国語の学習から得る「学力」そのものの意味に気づいて意識し勉強に取り組まないと国語で得るべき力が育たないので、このお話を良く考えて国語の学習に活かして欲しいと思います。

国語の学習から得る「自分の考えと意見を作る力」に関しては、全ての教科の学習から得る情報を理解し納得して行くために必要な「学力」になります。国語は全ての「学力の要」になる教科なのです。

「自分の考えと意見を作る力」は全ての学習を学び取る上でとても影響のある「力」ですから「国語」から得るべき「力」を良く理解して勉強に取り組んで欲しいと思います。

学習の取り組みで1番大切な事は「自分の考え」を持ちその考えを問題で試したり応用する取り組みから理屈や原理を納得し習得することで、中学から高校、高校から大学の勉強を「学び取る」ためには、何としても備えるべき「学力」です。この「自己の考えと意見を作る力」を子供たちに意識させ、その力を判定するために新潟県では高校入試の2日目に「独自検査」を実施するようになったと私は考えています。

これからの世界、これからの日本、自分の未来、仕事をする力、などを考える時、この「国語」から得る事の出来る「想像力」や「自己の考えと意見を作る力」は、今、勉強している皆さんの大きな財産となる「力」です。「国語」に苦手意識のある方は、ぜひ、国語から得るべき力を考えて理解して、その「力」を得る事が出来るように国語の学習に取り組んで下さい。

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