あと1ヶ月もすると新潟県の公立高校の入学試験です。子供も親御さんも不安な気持ちになったり焦りを感じたりしがちな時期です。ここまで十分な学力を付けたと感じてあとはすべきをして入試を待つだけと言う子供もいますが、多くの子供たちが不安や焦りを感じつつ最後の追い込みの勉強をしていると思います。
残すところ時間は1ヶ月なのですから、ここから焦っても不安になっても仕方がありませんから、ここは腹を据えて、1ヶ月間を充実させる勉強を考えて欲しいと思います。焦らないために、ここでは簡単に1ヶ月の追い込みの学習をお話しますので、参考にして自信を持って入試の日を迎えるように頑張って下さい。
使用するテキストの中心は新潟県の過去問です。また、入試予想問題などもあるといいです。もう皆さんはお持ちだとは思いますが、書店で過去5年分や過去10年分が売られていますから購入して下さい。
まず、学習スケジュールの期間を前半の2週間と後半の2週間に分けます。
高校入試に向けた学習スケジュール
1, 前半2週間
各教科の入試の過去問を時間をかけて良いので解いて行きます。
答え合わせをしながら、解けるはずの問題を間違っている場合には、自分がどんなミスをするのか認
識して行きます。(後半の解き込みの際に意識してトレーニングします。)
次に、良く考えれば解けたと思える内容は、解説を読み込んで解き返します。その上で、新研究や予 想問題などから類似の問題を解いて同類の問題での解答力を育てます。参考書や教科書の解法が紹介されている内容から類題を探し、解法を納得しても良いです。
各自の目指す高校の予想得点(当会の会員様にはお渡ししている合格予想得点表を見て下さい。)を上回る合計点を確実に取ればいいので、どうしても出来ないと思える問題は余裕がなければ取り組まず、「訓練をしておけば解ける」と感じる問題の類題をしっかり解き込んで、合格に必要な回答率 を目標にして勉強して下さい。
過去問題を解いて暗記の漏れがあった場合には、教科ごとノートに暗記漏れの内容を抜き出し、語句や意味、周辺の内容までノートします。
※理想としては、5年分と10年分の過去問を用意し、前半は5年分の研究にあて、後半10年分や 予想問題を解き込みます。
2,後半2週間
各教科の入試の過去問を試験時間と同じ時間で解き込みます。
試験時間の中で、目標の合計点を取る訓練です。
前半で、確認した自分がしがちなミスを気を付け、また、見直しの時間を計算し、解けないと感じる 所より解けると感じる所を確実に得点になるよう訓練して下さい。前半と同じく、解けると感じて解いたのに間違えていた内容は、再度解法を研究し、類題を解き込みます。
解答を確認して自分の回答率が目標の高校の得点に足りないと感じるようなら、各教科の中で自分が「この教科は得点を伸ばせる。」と思う教科で得点に出来ていない内容を復習し直し、得点に繋げます。暗記漏れは、前半と同じくノートにまとめて下さい。
後半2週間は時間の限り上記対策を多くこなして試験時間に馴れ、試験の取り組み方(ペース配分)を身に付けつつ、ケアレスミスを意識して取り組み、解ける問題は確実に得点し、解けると思える問 題は類題などを解き込み解ける問題に変えて行く事に取り組んで下さい。
すべき入試対策をやり切れば、あとは神様にすべて委ねる気持ちで試験に向かって下さい。
「なんとかしよう。」と思う程、うっかりミスをしたり、自分の力を出し切れずに終わる傾向があります。高校入試は勿論、大学入試も試験は全て「自分を出し切り、結果は神様に任せる。」が最も大切な心構えです。
全国の受験生が同じように今を頑張っています。新潟県の子供たちも負けないで、人生で今しか経験出来ない大切な時期を乗り切って下さい。人生でこの時期を懸命に生きた経験が、皆さんの大きな財産になり、必ず自分を助けてくれる経験になります。頑張って下さい。