新潟で平成6年に生まれた家庭教師のアズ。早いもので家庭教師協会設立から22年が過ぎました。金沢教室は新潟の2年後の設立ですから20年過ぎたことになります。新潟県と石川県、協会事務所は新潟市の新潟大学の近くと金沢市の金沢大学の近くにあるのですが、距離にしておよそ390キロ。かなりの距離があります。
この20年の間に一体私は何往復この距離を走ったのかと考えてしまいます。家庭教師の仕事は山あり谷ありでした。若かった頃の私は、人材の育成をうまく出来ず、電話ではしっかりツタわらないので、仕事が終わっる夜の12時過ぎに新潟を出て金沢へ向かった事も何度かあります。
また、緊急でなければ、私は経費削減で出来るだけ高速道路を使わない主義で、およそ8時間程かけて、新潟県の海沿いの道を走ったものでした。新潟県は北東から南西へとこれでもかと言う程長く、上越市までで2時間、上越から国道8号線を糸魚川、親不知まで来て漸く金沢までの距離の半分程。親不知のトンネルを登る時は「やっと新潟を抜けて富山だ。」「あと半分。」と言って聞かせたものです。
車を走らせてどうにも眠くなると、仮眠するのが、丁度、新潟県と富山県の県境界の朝日町付近でしたが、私にはぶっ通しで走るにしても4時間が限界に近いのかもしれません。富山県に入った事で「ここは西日本なんだよな。」と隣の県なのですが、まだ通い馴れないうちは、東日本に住む私には全く違う空気を感じたものです。
富山の方や金沢の方と話すと、隣の県なのに、富山の方は関西なまりの富山弁、金沢はやはり関西なまりの金沢弁、微妙に違うのですが、方言がなくなりつつある新潟県民の私には羨ましく感じます。
さて、一休みが終わると、更に国道8号線をひた走り富山市から小矢部市、峠を越えてやっと石川県に入るのですが、ここまで走行時間は7時間。もう、あと少しです。
この記事を書いている最中にも親不知の淋しい風景や富山市近くの町並み、富山県と石川県境にある50年程タイムスリップしたような風景が思い浮かばれます。
ちなみに、高速を使う場合なのですが、富山県の滑川から有磯海へ向かう際に下り坂があるのですが、夜の富山市の夜景は最高に綺麗です。新潟にお住まいの方で、夜、富山へ向かう高速を走った経験のない方にはお勧めです。ぜひ1度走ってみて下さい。
話がそれましたが、石川県に入れば金沢市までは1時間を切ります。津幡町を抜けて金沢です。
金沢は歴史的な文化の感じにくい新潟とは違って(新潟もよく知れば面白い歴史は数多くありますが)金沢100万石の文化を感じます。なにか街が輝いている感じがして新潟県民の私には羨ましい。女性もすごく綺麗な方が多い印象があります。
そんな事を思いながら兼六園の交差点を右に折れて金沢大学方面へ。協会事務所はあと1分の距離です。そうして8時間走破の旅が終わりに近づきます。
金沢の協会事務所に入ると「お疲れさまです。」と金沢の谷口に声をかけられますが、「そんな一言では片付かない。」と言うのが本音です。(笑)それ程、大変な道のりです。
仕事が終われば、来た道をまた新潟へ向かうのですが、往復780キロ。よく通ったものだなぁ。と思います。
私が通った新潟から金沢へと車を走らせた道のりを思い出しながらこの記事を書いていますが、私は、そうやってこの20年を生きて来ました。こうして新潟の子供たち、金沢の子供たちに家庭教師を通じて将来に活かせる勉強を教える事を、新潟では私、渡辺が、金沢では谷口が地道に取り組む仕事として生きています。
もし、ご縁がある方がいらっしゃれば、喜んで頂けるよう新潟で家庭教師のお世話をしたいと思います。