『小学校へ入学!勉強も心配。学校生活も大丈夫かちょっと心配。』
正直にお話しすると、小学校に入ったばかりの子供達を持つ親御さんから、家庭教師を考えてご相談があることはほとんどありません。時折、中学生で家庭教師をお世話しているご家庭から「下の子の事ですが。」とご相談を頂くくらいです。実際に小学生で家庭教師のご相談は、3年生くらいから少しずつ相談があるようになります。家庭教師をお考えになるケースで一番お問い合わせが多のは中学生。そして、中学受験、高校受験、大学受験を家庭教師で、と言う方が圧倒的に多いのが実情です。
ここで、少し小学生のお話からはずれて家庭教師達の本音を。様々な子供達を教えて来て教師達の多くが口にする言葉があります。それは。「もう少し早く教えることが出来たら」「もっと時間があれば」と言った『時間が欲しい』と言うような内容の言葉です。現実に子供達の学力を育てようとする時、過去に習った学習内容への理解や定着が少ない事で、学力を引き上げる事に大変な思いをする事がたくさんあります。
家庭教師協会運営者の私にも小学2年生の子供がいます。実は今、小学3年生からは家庭教師で勉強を始める事を考えています。そこで、こっそり、このホームページをご覧いただいた方だけに、私が何故、小学3年生から家庭教師を考えるかをお話ししたいと思います。ぜひ、小学生のお子様をお持ちのご父兄は、何十名、いや何百名の子供たちの学習を手伝ってきた家庭教師の経験を活かして欲しいと思います。
小学低学年の勉強でここは注意!
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国語
- 小学一年生の最初から丁寧に読み易い字を書くこと。
- 新しい言葉の意味を一つ一つ理解すること。
- 句読点でしっかりと句切りながら音読すること。
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算数
- 算数で使う言葉や規則の意味を正しく理解すること。
- 正確に丁寧に計算をすること。
国語より算数を重視されていらっしゃる方はとても多いと感じます。ですが、国語は相当に大切な学力であることは、絶対に忘れてないで下さい。算数を勉強する上でもとても大切になってきます。特に音読。そして、言葉で答える記述のトレーニング。音読。音読。そして記述です。この作業は、この先何年も続く勉強で学力を養って行く、とても大切な力を養う事になります。
その理由は、この先の中学、高校での学習のお話に、その答えをお話したいと思いますので、是非気になる方は、この先の中学生や高校生の『学習の疑問や心配』をお読み下さると今後の学習のイメージが持てると思います。そして、お父様お母様方が、子供達の未来のために正しい学力感や知識をお持ち下さって、子供達にとって有効な学習方法を選ぶ目を持って下さったら幸いです。小学低学年の子をもつ親御さんからあったご相談内容をご紹介したいと思います。
「宿題だけでこれから先、学校の勉強についていけるのか心配です。」
このご相談は、他の学年のご家庭からもよく頂きとても多いご相談です。家庭教師の仕事の経験からは、学校の宿題は授業内容を定着させるために必ず必要な家庭での学習です。宿題をすんなり出来る子、授業のノートを見ながらであれば自力で出来る子、授業のノートを見ながらでもなかなか自力で出来ない、もしくは非常に時間のかかる子。様々いると思います。
そこで更に、お子さん一人一人の性格(時間をかけてじっくりと理解するタイプなのか、慣れながら理解を深めていくタイプなのか)、理解度(どこまでわかっているのか)、解く速さなど。お子さんの状況に合わせて、足りない知識や理解を教科書で補い、適量の訓練を宿題にプラスして行けることはとても大切な家庭学習の作業で、出来ればその子供さんに合った宿題以外の自分のための勉強を持たせてあげられると先の学力に大きな違いが生まれて行くと感じています。
「うちの子は算数が嫌いみたい。内容が難しくなったらと、不安です。」
算数に苦手意識を持っている子供さんには、算数の面白さを知って欲しい事は当然あるのですが、それは、低学年では少し難しい事です。苦手な意識があるのですから、宿題をやるにしても「嫌だな。」が優先して「早く終わらせよう。」と良く考えて算数の問題に取り組んでいない事が多く、算数に大切な「正確さ」がここで身に付かない場合には、後々苦手意識を高めてしまいます。
ただ、まだ内容は優しい段階ですから、正確に進める事で間違わず、正しい解答が必ず出せる経験を積ませてあげて、答えにたどり着いた時に「よく考えて、しっかり正確に出来たね。」と自信を持たせつつ「正確にやれば大丈夫。」と言う経験を育てて行く事が大切な時期です。
「本を読むのが嫌いで、この先がとても心配です。」
「本を読む事が嫌い。」これは、嫌いなのですから難しい相談です。無理に読ませても嫌がるのであれば意味がない事もあります。ひとまず学校の宿題の『音読』だけは、続けて下さい。その上で、子供さんが何に関心や興味があるのかが1つのポイントです。例えば昆虫が好きなら図鑑を、例えば絵が好きなら絵の本を。童話を読んで欲しくても、興味がなければ読んでも子供の頭は回転していません。
大切な事は、本を読む事なのではなく、読んで頭の中で想像したり、考える事です。そうして読む事が読む力、読み取る力を育てます。小学校低学年は、まだ色々な事に興味を持てる年代ですから、「こんな本を読んでも意味が無いんじゃ。」と思ったとしても、その子の可能性を伸ばす可能性を考え、子供の興味を持つ本をぜひ、本屋さんで探して、見つけてみて欲しいと思います。
家庭教師のアズ新潟代表から
家庭教師のアズ新潟はは23年間、新潟市や新潟県内の子供達の学力を育てて参りました。ここまで数多く新潟のご家庭と出会い、一つ一つの縁を大切に、子供たちのために全力で家庭教師のお世話をさせていただいてきました。最初にお話しをした、なぜ、私が「小学3年生から家庭教師」を考えているのか、何となく感じて下さいましたでしょうか?家庭からの相談でお話しして来た内容をご紹介いたしまいたが、小学3年生くらいになると、小テストの結果や言動から、その子にとって『今から必要な学習経験は何か。』と言う事が見えて来ます。つまり、この先、どういう教科や学習内容を苦手になりそうで、ご相談にお答えしたような事柄に対する判断の材料が出て来るからです。家庭教師の仕事で一番要望の多い年代は中学生ですが、中学生で子供達の勉強を良い方向へ導こうとする時、小学生の年代の学習と、その学習の方向付けはとても大切で、いい加減に考えてはならないものだと感じるからです。もし、家庭教師と共に考え教えたりアドバイスして来た学習のお話に興味があれば、ぜひ、この先の学年のお話もお読み下さればと思います。きっと、お子様の今後の学習方法をお考えになる上で、とても役立てて頂けると思います。また、もし、家庭教師にご関心があれば、ぜひ、一度ご検討下さればと思います。