中学生の勉強/中学1,2年生の疑問や相談から

リレーでバトンタッチ

「中学校へ入学!本格的な勉強に心配。部活との両立も不安。」

中学生の子供さんを持つご両親からの家庭教師に関してや学習に関するご相談は、高校への進学を意識されて家庭教師のご相談をされている印象を感じます。この先の勉強が難しくなる事はご両親も当然理解されてますし、また、子供達も同じ様に簡単には身に付かない勉強と、平行して活動する部活などの両立が難しいものになっています。また、勉強への意識が低くなってしまっている子供さんも多いため、相談される私たち家庭教師もより真剣に向き合ってお話をお聞きします。

小学生の頃と違って、様々な教科で学力差が広がるのが中学の大きな違いです。同時に、子供達の進む進路への適正も徐々に感じる事が出来るような年代です。中学生としてどのように勉強に向き合うのか、また、どのような学習方法をとりつつ部活や中学生の活動と両立して行くのか、小学生時代と違った、少し大人に近づくための、自己管理力なども身に付けて欲しい年代です。家庭教師の良い所は、そうした経験を詳しく聞きながら参考にしてもらえる所にもあると思いますが、ぜひ、この先の相談事例などを参考に、どんな中学生としての年代を経験させたいかお考え下ればと思います。

中学生の勉強でここは注意!

  1. 国語
    • 漢字や熟語などを正しく理解する。
    • 文法や詩歌の決まりを正しく理解して使えること。
    • 評論文では筆者の主張、小説では登場人物の心情の変化を正確に読み取れること。
  2. 数学
    • 決まりを正しく理解し、丁寧かつ正確に計算する。
    • 表や線分図を使って文章の内容を文字式や方程式で表せること。
    • 方程式の内容をグラフに表すこと。
    • 一つ一つの条件から図形の性質や規則性を見出す力。
  3. 英語
    • 英文を音読する力を身につける。
    • 相手の話す内容を理解するため、英語を正確に聞き取る。
    • 国語とは異なる英文法を理解し、英語で書くこと。
  4. 理科
    • 語句の意味を理解して覚えること。
    • 実験や観察から、結果と考察(理由)を理解すること。
    • 公式について、数式を利用して何を求めているのかつかむこと。
  5. 社会
    • 語句の意味を理解して覚える。
    • 地形や気候の特色から何が発達したのか理解すること。
    • 時代と人物、出来事の内容→背景にある理由→後の世にどう影響を与えたか理解しながら語句を覚えること。

実際の中学生に関する相談内容をご紹介したいと思います。

「勉強と部活の両立が大変で、うまくやれるか心配。」

とても多くいただくご相談です。中学生の学習の一番の問題はここにあるように思います。これは、個々の生徒の活動内容からケースbyケースで対応が必要で、一概にこうすればいいと言えない問題で、ここに全てお話を出来るものではありません。ですが、関心の高いご相談事例ですので、ここでは考え方をご紹介しますが、勉強にやる気のある子であれば、それは時間の使い方を考える事ですし、そう言う生徒さんは一週間の時間の使い方のスケージュールを作る事も出来ると思います。

その逆の勉強が好きでない子供さんの場合には、学校で言われるような「学年プラス1時間」の勉強時間の確保をさせようと無理に考えても仕方がありません。むしろ出来る日を作る。くらいの感覚と出来る事をやるようにする事が肝心です。そうした日常を過ごしつつ部活の無い試験の前にギュッと勉強の時間を確保するようなメリハリが必要と考えます。とは言え、これは中学生達の永遠の課題ですね。むしろ、そうした少し大人に近づく自覚をどう持たせるか。それが重要に思います。

「試験範囲が広くて大変!」

これも中学生になって大きく問題として子供達に立ちはだかって来ます。昔のように年5回の定期試験が年4回に短縮されている学校も多いですから、それはお父さんやお母さんが経験していない試験範囲です。また、この相談に関しても個々の状況で考えて行かなくてはならないため、ここでは完全な解答は出せませんが、計画的に勉強する事を学ぶ機会と言う事を意識してもらいたいと思います。子供達の多くが、試験があるのでその範囲を復習する。と言う感覚で勉強しています。

大事な事は、試験があるからするのではなく、試験でどういう結果にしたいと考え勉強する事です。実現したい結果のため自分をコントロールする経験は、その先の受験勉強には勿論、人生でも必要な大切な経験となります。期する結果のためにスケージュールを組み、すべき対策を積み上げるのです。そこから得る試験の結果は、次の試験勉強で対策を考えるために貴重な材料となります。そうした感覚が目覚める事が出来れば、試験範囲が広いと言う事はとても貴重な学習経験を積む重要な機会となって行きます。また、結果を掴むためには勉強の取り組み方がとても必要となります。

「勉強の内容が難しくなりついて行くのが大変」

とても良く家庭教師をお考えになられるご両親がお話される相談です。小学校からの積み重ねの基で難しい内容に入っていますから、当然、子供達は難しさを感じています。ですが、このご相談を考える時、決して他の子供と比較して、ご自分のお子さんの学力を考えないで頂きたいと思っています。それぞれの子供達がそれぞれのレベルで勉強に向き合っているのです。

どうしてもご両親は、他の子供達と比べる事で、その子の評価をしてしまいがちですが、ぜひ、その子のレベルで出来るようになって行く事が大切な事をまず考えてみて下さい。一人一人の勉強への適性もあります、また、その子によっては取り組み易い教科もあります。また、難しい問題を解くようになるだけが勉強ではありません。難しくなればなるほど、確実に自分の出来る事を1つ1つ身に付ける事が大切です。このご相談に完全に答えているとは思いませんが、もし、同じ様なご不安があるなら、付いて行かせるために塾を選択する事は勿論、家庭教師もそのために考えるより、どう言う事を学ばせたいのかを考えて欲しいと思います。

家庭教師のアズ新潟の代表から

家庭教師のアズ新潟はは23年間、新潟市や新潟県内の子供達の学力を育てて参りました。ここまで数多く新潟のご家庭と出会い、一つ一つの縁を大切に、子供達のために全力で家庭教師のお世話をさせていただいてきました。中学1,2年生の時期は子供達が精神的にも大人への階段を歩み出す時期です。この時期の勉強は、その先の勉強の基礎になる事は勿論ですが、勉強を通じて学べる成功体験はその先更に難しくなる勉強に取り組む力を養い、また、正しく考え正確に行う事で経験する事の出来る正解へのプロセスは、学習で身に付ける最もその先の人生で活きる貴重な財産です。難しくなって行く勉強と、中学生としての活動の板挟みの中、確かに大変な時期ですし、ご両親もいろいろお考えになると思いますが「中学生らしく生きる。」こと、これが私は、この時期の子供達に一番重要なキーワードだと思います。未来のこの日本の財産であり宝物の中学生たちの学力を考える時、「中学生らしく生きる。」とはどんな事だろうかを、いろんな大人が考え子供達にアドバイスし教えて行く必要があるように思います。もし、家庭教師をこれからの勉強方法にお考えであれば、ぜひ、家庭教師のアズの家庭教師をご検討下さい。