昨日は新潟県の公立高校入試を1ヶ月後に控えて、最後の追い込みに向けた1ヶ月の学習スケジュールのアドバイスをしましたが、中学2年生や高校2年生はいよいよ春からは受験生となります。この1年をどう乗り切り志望校の合格を勝ち取るのか。今回は受験生になる皆さんへこの1年前半の使い方をお話したいと思います。
2年生2月~3年生8月までの学習スケジュール
2年生2月~3年生4月
2月〜4月は学習の習慣を確立しつつ志望校を決めて行く時期にして下さい。特に中学2年生たちは受験はまだまだ1年後と考えがちですが、夏までには1、2年生の復習を1回は終わらせることで、後半の試験で内申点を作る準備が出来ますので、まずは、毎日ではなくても、決めた時間に勉強に取り組める自分を作ります。(高校1、2年生の学習に関してはこちらを参考にして下さい。)
この時期に受験までの年間の学習スケジュールを立てて、その場その場の勉強ではなく計画的に学力を育てるための準備を考えて下さい。
ゴールデンウィークの前後には、自分が気になるいくつかの高校や大学を見学しに行くと自分が目指す高校や大学への意思を育てる事が出来ますから1度その学校を見ることは自分の学習へのモチベーションを育ててくれると思います。
また、オープンキャンパスの日程を確認して学校を見学したり、先輩方を見ることも同様のモチベーション作りにはとても有効に思いますからどんどん足を運んで下さい。
2年生5月~3年生8月
5月〜8月には、お話しした1、2年生の復習を最低1回終わるように決めた時間を使い復習に取り組みます。理科や社会は後回しにして英語と数学国語を終わらせる事で、秋からの中学3年生の内容が理解しやすくなります。高校生は理科科目や社会科科目で選択した内容は夏からでも間に合います。7月には受験の主要教科とする教科の1、2年生の内容は最低終わらせて下さい。後半の解き込みの時間を確保するためにも学校の勉強を予習して自分で先に終わらせると学校で復習しながら、理解を増やし、解き込みの時間を作る事が出来ます。
こうして春から動き出すことで夏休みを迎える頃には、自分が受験生であると言う意識は十分に確立出来ているはずですので、大きく差のつく夏休みに、1、2年の復習を再度取り組めると自分の学力に伸びしろが生まれて来た事を感じる事が出来ると思います。夏休みは時間がたっぷりありますから、夏休みの学習計画や1日の学習計画をしっかり立てて取り組んで下さい。
夏休みは受験に向けた勉強に大切な時期ですが、一生に1回の中学3年生と高校3年生の夏です。時間を作り、受験生の夏の思い出を勉強以外で作るのも大切な事だと思いますから、皆さんが自分に許せる範囲で旅行や友達との遊びの時間を作っていいと思います。夏が終われば、完全に受験モードのスイッチを入れて必要な学力を獲得して下さい。
今日は、高校入試や大学入試に向けて中学や高校2年生の皆さんへ、これから半年間の学習イメージに繋がるようにお話をしました。
大学入試は偏差値ごとに幾つもの大学がりますし、県庁所在地の新潟市では高校も偏差値によって幾つもの高校がありますので、少しの準備不足で志望校を下げなくてはならなくなります。同時に子供の少ない地域では選べる高校が少ないため「早め早めに動くこと」を頭に置いてこれからの1年間を考えて下さい。