約束したことをやり遂げる力

テキストで勉強中

今春、一人の生徒が第一志望に合格したと家庭教師のアズに嬉しい報告をいただきました。嬉しさから弾むような声で「先生、無事に合格しました。本当に良かったです。この半年で勉強に対する考え方が楽になったので、高校でもこの調子で頑張ります。」直接連絡してきてくれた時の様子とともに初めて出会ったときのことを今でも鮮明に覚えています。

この生徒は夏休み中旬までは部活があり、その頃受けた模試の第一志望校の合格判定は可能圏外でした。おまけに苦手教科もあり、普段自分で勉強する教科に関しても偏りがあったため、残り約半年で第一志望に合格出来るのか正直難しい状況でした。実際に会って直近の定期・実力テスト・模試の答案用紙の中身を確認したところ、本来もっとも得点しやすい定期テストでも苦手科目の文系科目はあまり得点しきれてなく、得意な理系科目に関しては模試も含めて全体的に手をつけて難問も得点しているのにケアレスミスで減点されているなど、とりこぼしが多くてもったいない印象でした。そこで家庭教師のアズ新潟で行っている初回の学習相談でアドバイスしたことは三つだけあります。

1、志望校に合格するためには満点をとる必要はないこと。だからこそ、得点するべき問題、部分点をとる問題、取れなくても差がつかない問題の三段階に見分けること。

2、一度学んだことを出来るだけ抜けないようにすること。そのためにも、どんな時でも必ず一日に一度は今まで学んできた内容を復習すること。

3、苦手科目に対する難しいという思い込みをなくすこと。

中でも第二にあげたどんな日でも毎日欠かさずに復讐することは徹底して取り組んでくれました。後にお母さんからお聞きしたのですが、ある連休に楽しみにしていたあるアーティストのコンサートに行った時のことです。開演まで約一時間前に着いて席に座った時、おもむろに担当教師に教えてもらったポイントをまとめたファイルをバッグから取り出して勉強しだしたそうです。お母さんは「何もこんなところに来てまで勉強しなくてもいいのに」と言ったようですが、本人は「先生から毎日欠かさず復習だけは続けた方がいいと言われたから」と言って当たり前のように続けたそうです。

継続は力なり。毎日欠かさずに続けることで以前の内容を思い出すのに多くの時間を費やすことなく、その後の勉強がスムーズに進むことで密度の濃い勉強をすることが出来るようになってきました。また継続してきたことで自分自身に対する自信が日に日に深まってきました。こうして教わった内容を自宅学習や学校の勉強に対しても一貫して取り組んでいくことで、ますます実力に磨きがかかり、二か月後の模試では五教科すべて右肩上がりに成績がのびてきました。この結果をみてますます勉強に対して前向きになってくれたこの生徒はその後も成績が上がり、夏には可能圏外だった第一志望校の模試判定は安全圏にはいりました。そしてむかえた入試本番。入試傾向が変わり戸惑った生徒も多かった中、入試当日の得点も目標以上にしっかりと得点できていました。

勉強とは嫌々長時間やらされるものではない。勉強本来のわかる喜びや一貫して継続して努力をすることで結果を変えられる喜び、このことを一人でも多くの生徒に直接伝えて体感してもらいたい。この強い思いで家庭教師のアズ新潟では、勉強に対して何かしらの不安を抱えているお問い合わせの段階から学習相談とその後の家庭教師指導を通して、一人一人に合わせた定着率のよい勉強の取り組み方をじっくりと考えてご提案しています。苦手科目の克服や得意科目のさらなる得点アップ、高校・大学受験対策にしっかりと対応し、新潟のご家庭とともに喜びを分かち合っていきたいと思います。