子供たちやご両親との面談

青空の下のバスケリング

家庭教師のご相談を頂いて、ご家庭へ面談にお伺いします。もう26年そうして子供たちと会って来ました。私が最初に面談へお伺いしてお話したのは26才の時で、その時の子供は中学生で受験生ではなかったように思いますから、今その子供は40才くらいになっているのす。12才ほど違うので、同世代とは言えないのでしようが、お互いに「おじさん」になりました。

そう考えると、不思議な気持ちになります。当時の生徒が今は同じような子育て世代ですから、時間は早いものです。今回は印象に残っている子供たちの事を思い出してみようと思いこの記事を書いています。1番印象に残っているのは、家庭教師の仕事をして2、3年目だったでしようか。まだ、私が自分で家庭教師の協会をすることになる事を想像も出来ない駆け出しの頃のお話です。

当時、その生徒は中学2年生と記憶してます。「家庭教師なんてやる必要がない。」とお父様が反対されているお宅でした。(最近はお父様が出て来て反対される事はほとんどありませんが、20年以上前は何度かこうしたお父様とお会いしたと記憶にあります。)

お母さんとその子供は、1年後の受験を考えて「家庭教師で勉強したい。」とお電話をして下さって面談にお伺いしたのですが、話の途中からお父さんが「子供は始めたいと言っているが、オレが始めさせたい。と思ったら家庭教師をしてもいい。説明してみろ。」的な状況になり、私も若かったので、今のような経験もないため、しどろもどろになりながらお話した事だけは今でも思い出されます。その時話した内容はもうすっかり忘れましたが、お父様は最後ににっこり「じゃぁ、始めるといい。」と言って下さったのだけは、今でもしっかり思い出されます。

そして、玄関を出て道に出て、しばらく歩いた時に、後ろから子供が声を掛けてくれました。「ありがとう。頑張る。」と手を振ってくれていました。その時の光景は今でも忘れられません。新潟市の近郊にお住まいのお宅なので、近くを通る時は「どうしてるかな?」といつも思い出す忘れられない光景です。

名前は忘れましたが、今は結婚して子供さんがいて当然でしょうから、お宅の正確な場所は忘れてますが、お宅の今の雰囲気などは覚えていますので、家庭教師の相談が来て、お伺いして「このお宅だ。」と気づいて、その時の子供がお母さんだと気づいたら、どんな気持ちになるのかと想像してしまいます。

それから面談した時の印象が強く残る生徒は、今現在、日本ではココと言える大学へ進んでいる学生の小学時代です。その子供は当時小学4年生。お母様からは小学4年生の時期から既に「大学は最低この位は行けるようにしたいので。」とお話を頂くようなご家庭でした。

まず、最初にお母様と私が面談してお母様が私の「話を確認してから子供に会わせるので。」ととても慎重なお母様でした。話を確認されて子供さんに会わせてよい。と判断いただけたのだと思いますが、「◯◯を呼んで来ます。」と子供を迎えに行かれて、その子供がお母様の後ろからやって来て、ちょこんと私の前に座り「◯◯です。」と挨拶をしてくれたのですが、その時の事を忘れる事がありません。

理由は、それから10年近く家庭教師のお世話をし、お母様からは何度も不安になられるお気持ちを相談されてその都度その光景を思い出して話していたことと、その子供が見事難関大学に合格し、今も担当していた家庭教師には連絡が入り、その教師から、当時小学4年生だった女の子が、立派な大学生になっている事を教えられるからです。

他にも、当時は私がまだ見知らぬ土地の金沢で初めてお伺いして話した金沢の子供とお父様とご家庭の雰囲気は、何故かとても印象深く残っています。見知らぬ土地で、私の事を受け入れていただけた事が本当に嬉しくて、その時の情景を思い出すのだと思います。

ついこの前に新潟の糸魚川で大きな火事がありましたが、火事の現場の近くの酒屋さんに面談に出向いて家庭教師をお世話した事もあるのですが、その火事の時は、お父様がとても良い方だったので、お父様の事が思い出され心配になり、ずっとテレビに釘付けになりましたが、色々な土地でお会いした方々の近くの地域のニュースが流れると、その土地でお会いした事が思い出されます。

山々と雄大な空

私は、新潟県や北陸地方でこの仕事をして来ましたが、この仕事のおかげで色々な場所に行く事が出来て、その土地の空気を感じさせていただく事が出来たり、本当にたくさんの子供たちとご両親にお会いさせて頂けました。私を信頼して下さって、私に家庭教師のお世話をさせていただけた事を心から感謝ております。昔お世話させていただいたご家庭やや今もお世話させて頂いているご家庭がこの記事を読んで下さる事があれば、本当に有り難く思っている事をこの場を借りてお伝えしたいと思います。

「本当にありがとうございます。」