やる気のスイッチを入れる

授業中に物おもう学生

「勉強する」と言うことは多くの子供たちにとって、出来たらしたくない事。そうでない子供もいますが、多くの子供たちにとって勉強する事は少なからずストレスなのだと思います。

私たち大人も、小学校中学校高校時はどうだったかと言えば「勉強は出来る事ならしたくない。」事だったのではないでしようか。

ところが、不思議といいますか。子供を持ち親になると子供の人生や将来を考えたり心配して、「勉強して欲しい。」と言う気持ちが芽生え、いつしか子供に対して「勉強しなさい!」と何かにつけて声が出てしまうようになります。

私自身が、9才と4才の子供を持つ親なので、ご両親のお気持ちは痛いほど分かります。

ところが、子供たちはと言うと、まぁこれは私たちの子供時代を考えれば当然なのですが、そんな親の心配はどこ吹く風だっりする訳ですね。

私を振り返れば、子供の心理として「何とかなるだろう。」とか「やる時はやるつもりだし。」とかの気持ちが奥底にあって、ご両親がいくら「勉強しなさい!」と言っても暖簾に腕押し状態なわけです。

さて、一体どうやって、そうした暖簾に腕押し状態の子供たちに「勉強してもらうように」なってもらうか。

これが今回お話をする趣旨なのですが、まず、私たち大人が「勉強しなさい。」の前に親として考えねばならない事があるように思います。

私たち大人が考えるべきは「勉強しなさい!」と言う言葉には、子供たちが「勉強しよう!」と言う心理を作り出す効果がほとんどない。と言う事なんだと思います。

何故なら「勉強しなさい。」と言われて「はい。勉強します!」と言う子供さんでないのであれば、「勉強しなさい!」の言葉がけは子供にとっては単なるストレスにしかならずに、「勉強=嫌なもの」の心理を膨らますだけだからです。

当然、親御さんたちは「勉強しなさい!」で通用しないとみると「将来大変なんだよ。」とか「高校へ行けなくなる。」などの意味付けをするようになりますが、ここが問題です。確かに子供たちは「将来大変なんだよ。」とか「高校へ行けなくなる。」と言う話には多くの子供たちが「そーだよな。」と理解をしてくれるわけですが、正直な所、なかなかピンと来る訳ではないのですね。

現実に今、その状況にいない子供たちには実際のところ危機感にはならない訳です。

「ふーん」「そーなんだろうなー。」「その内やればいいんだろ。」的な感覚なのですね。

では、どうしたらその意識を変化させることが出来るのか?

家庭教師のご相談があって、お伺いして面談の際に私が親御さんにお話しをしている時の柱に「子供たちが大人になる手助けとしての子育て」が、勉強よりも大事な事です。とお話をしています。

「勉強が1番目ではなく、子育てが1番目で、勉強は子育ての内の1つ」だと考えて頂きたいのです。

子供たちが、自らの意思で「勉強しよう!」と思うためには、子供たちの精神的な成長が1番の薬なのです。

ここをぜひ考えていただきたいと思います。

勉強しなさい。」から「子供が大人へ近づくように育つ手助けをする。」この意識の切り替えが第一だと考えて下さい。

小学生が自学自習

子供たちの精神が大人へ近づくように育てることが出来るようでしたら、子供たちは自然に自分の人生を考えるようになります。

そのために親御さんが考えたり実践する内容のアドバイスまでは、ここでは差し上げられませんが、私たち子供を持つ親の子供たちへのポジションは「〜しなさい。」から「〜となるよう手助けする。」へ切り替える必要があるのです。

ぜひ、「勉強しなくて困るなぁ。」とお考えのご両親ご父兄がこの記事を読まれましたら参考しにして欲しいと思います。

新潟にお住まいで、家庭教師をお考えの方や、「勉強するようになって欲しい。」とお考えになっている方がいらっしゃいましたら、ぜひ、お気軽に家庭教師のアズ新潟までご相談下さい。

新潟市や新潟県全域の各地域に、良い家庭教師がおりますので、お役に立つよう頑張りたいと思います。

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